契約事をしっかり学ぼう｜お部屋探しマニュアル｜ゼロゼロ賃貸

賃貸借契約を締結する事で初めてそのお部屋で生活する事が出来るようになるのですが、そもそも「契約」とは何でしょうか。
お部屋の申込をして、「賃貸借契約」を締結するまでの重要な事を理解しておきましょう。

「契約」は、二人以上の当事者間の意思表示が合致して成立する「法律行為」です 。「契約」をする事はすなわち、相手方に対して、あるいは社会に対して責任を負う事になります。また、契約で定めた内容は一方の都合で簡単に変える事が出来ない場合もあります。「契約」が終了するまできちんとその責任を果たさなくてはなりませんので、「契約」をする間に内容をきちんと確認する事がとても大事になります。

貸主と借主の意思の合致の上に形成されるものが賃貸借契約で、貸主は借主が部屋を借りる目的を達成出来るように「義務」を負うのと同時に、借主から家賃を受け取る「権利」が生じます。逆に借主は部屋を使用・収益する「権利」を持ち、家賃を支払う「義務」を負う事になります。

賃貸借契約の場合においても民法の規定を受けますので、原則として、未成年者は契約する事が出来ず、親の同意が必要になります。しかし未成年者の場合であっても結婚などをしていれば成年として扱われ（成年擬制）、親の同意が無くても賃貸借契約を締結する事が可能となります。
もし未成年者が親の同意を得ずに行った賃貸借契約は取り消される事もありますので注意しましょう。

職業や年収、保証人の有無などをチェックします。賃貸借契約は信用契約とも言われますので、借りる人の人柄もチェックされていますので、お店に入った時から審査されているという意識でいた方がいいかもしれません。賃貸仲介ショップ、賃貸管理会社を経て、最終的には大家さんが判断をする形となります。

原則必要になりますが、最近では賃貸保証会社の保証制度の適用を必須として、保証人が不要なお部屋も増えてきました。詳しくは不動産会社に確認してみましょう。

賃貸借契約締結の前に不動産会社の宅地建物取引主任者が行う説明で、「契約をするかしないか最終的に判断する為の重要な事がら」を説明する事です。建物や部屋に関する事、金銭に関する事、設備などの修繕の費用負担に関する事、解約に関する事など多岐に渡ります。理解出来ない点や、納得できない点は、きちんと確認してから、契約締結をするようにしましょう。

住んでいる間に給湯器が故障してしまったり、うっかりフローリングを傷つけてしまったりと、生活していれば様々な設備のトラブルが発生します。それらは誰が修理費を負担すべきなのでしょうか？
　 それは、なぜ壊れたか、なぜ傷ついたかによって大家さんが負担すべきか入居者が負担すべきか変わります。インターネットでもこの情報は多数掲載されていますので、調べておくといいかもしれません。またお部屋の契約内容によっても変わりますので、重要事項説明時にしっかり確認するようにしましょう。